変わらぬ光景 [事件]

これが鳥と私の現実の距離。

最近公園に来る水鳥の種類が増えたと思う。
こんなマガモっぽい、首んとこ緑色の人なんて前はいなかったもん。

遠すぎて
遠すぎて posted by (C)鶴生館

カメが…杭の上に乗ってるんだけど…どうやって上ったんだろう…。
このあとカメのくせにカメラを避けるようにして水の中に入ってしまったのには少しムッとした。

どうやって…
どうやって… posted by (C)鶴生館

なんだか変な曇り空。
曇りの下に雲がある感じ。

曇り空
曇り空 posted by (C)鶴生館

地震があって、停電もあるけど、ここでは毎日を普通に暮らせる。
外にも出て、空と鳥と小さな生き物たちを眺める日々。


あの日の光景 [事件]

地震発生から1時間後の写真。
地震のあった時、幸いにもホームに停まっていた小田急線はまだ停まっていた。
この時、私はまだ世の中がそんなに大変なことになっているとは全く分かっていなかった。

1時間後
1時間後 posted by (C)鶴生館

ドアを開放してホームに停まり続ける電車に非現実感が押し寄せてくる。
いつもはこの時間、数えるほどしか人の下りない鶴巻にどっと人が溢れだす。
降りてきた乗客はみんな改札口を出たうちの前で右往左往。
「ここはどこだ」という風な人も少なくない。
そんな人たちはどうやっておうちに帰れたんだろう。

走り出す気配もない
走り出す気配もない posted by (C)鶴生館

結局、この電車は午後7:00過ぎになってようやく駅を出た。
その間、何度も余震があって、そのたびにうちの重たい鉄のドアへ走って退路を確保した。
開けると、目の前に屈んで子供をかばうお母さんや、駅のフェンスや頼りなさげな庇の柱にしがみつく
お年寄りたちという光景が目に飛び込んできた。
お母さんが足にしがみつく子供に「とりあえずおうちまで帰ろう」と自分に言い聞かせるように言っていた。
きっとそういうの忘れないと思う。

あれほど家が揺れたことはなかったから、正直もうダメかと思ったほどなのに、テレビの発表では震度4で、
私は絶対に信じなかったけど、そしたら案の定大分後になって震度を上方修正した。
横浜が震度5弱、小田原が震度5強だから、その間をとっても5ということになる。
震度5ってちょっと私の記憶にはないな。
それでもうちの家族は不幸中の幸いだったと思う。
家に多少の不安は残るけど、海が襲ってくることもなければ、火事もなく、帰宅難民になることもなかった。

原発事故の2次災害、集団ヒステリーによる買い占めの3次災害もあるけれど、この日の恐怖のベクトルを
私たちがどう振り向けるかによって、日本の今後の姿が決まるような気がする。
それは、東電とか政府とか地方行政がどうとかいうことでなく、私たち一人一人の気持ちという意味で。

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